よくあるご質問
FAQ

K-code学習法の導入について
Introduction of the K-code learning method

K-code学習法の教材は、どのようなものがありますか? 出版されていますか?
  • このサイトにダウンロードして使える教材があります。まだ出版されていません。
K-code学習法は、どんな学習者に適していますか?
  • K-codeは点画の識別などを支援するツールなので、カタカナや漢字をこれから学習する学習者、あるいは学習し始めたばかりの学習者に適しています。既に漢字を学習していて、点画が十分識別できる学習者には適していません。
K-codeはいつ使えばいいでしょうか?
  • K-codeは、カタカナを学びはじめる時に使うのがよいです。
    日本語のことばをまったく知らないときに、むずかしい字を書くのは意味がありません。まずは、学習者がすでに知っていることばを使いましょう。たとえば、
    ・自分の名前
    ・出身の国や町の名前
    ・好きな食べ物
    などです。これらをカタカナで書くときにK-codeを使うと、線の書き方(とめ・はね・はらいなど)がわかりやすくなります。その後の漢字学習にも役立ちます。
K-codeの導入には、どのくらいの時間がかかりますか?
  • K-codeは短時間で導入できます。

      TPR版動画  … 約15分
      アルファベット版動画  … 約10分

    授業では、10〜15分の導入+20分の確認 を1回行い、次の回で復習する形が基本です。

    また、生活者が自分の名前や住所を書く必要があるときは、その文字のK-codeをお手本としてすぐに使うこともできます。
K-codeには、導入の方法が2つあると聞きました。どのように選べばいいですか?
  • はい、K-codeには2つのアプローチがあります。
    ・母語や共通言語を使って説明する方法(TPR法) → 国外で学習者と指導者・支援者が同じ言語を使えるときや、国内で両者に共通言語がないときに有効です。
    ・アルファベットを使って示す方法(アルファベット法) → 共通言語がなく、アルファベットがわかる人の場合に有効です。また、大人数の漢字テストへのフィードバックが必要な時に便利です。
    学習環境や学習者の背景に合わせて、どちらかを選んで使うことができます。また、最初に母語を使って導入し、線の形が理解できてからアルファベット法を取り入れることもできます。

    くわしくは、「どちらを使う?」をご参照ください。
どんな形で授業を進めればいいでしょうか?
  • すでにカタカナを覚えている学習者でも、K-codeを使って似ている字体(例えば、「ン・ソ」「ク・ワ」「ナ・メ」など)の確認をすると、 正しく認識し、書き分けられるようになります。漢字から入る場合は、短時間で導入する場合と、時間をかけられる場合に分けて説明します。

    Case1 : カタカナにK-codeを導入する場合(目安:50〜60分)
    • 1知っている言葉をピックアップする
      • 日本語には3種類の文字(ひらがな・カタカナ・漢字)があることを伝える(動画)
      • カタカナは音を表し、 外国の人や場所の名前を書くときに使われることを説明する
      • 知っている言葉(学習者の名前や出身地域の名前でもよい)を 挙げてもらい、カタカナで書くことを提案する
    • 2カタカナの50音図で音韻体系を学習する
      • 【時間がある場合に実施】
      • カタカナの50音図を使って、日本語の音韻体系(母音a, i, u, e, oと、子音k, s, t, n, h, m, y,r・・・の組み合わせ)を示す
    • 3書きたい言葉を示す+発音する
      • 書きたい言葉/教師が書かせたい言葉を板書(またはカード)で示す
        例:「セイン」
      • 日本語の音で発音する
        例:「セイン」が「セ・イ・ン」と読まれることを確認
    • 4書きたい言葉を書く
      • 必要に応じて導入動画を使用して、カタカナや漢字は複雑に見えるけれども、基本的な線は6本しかないことを伝える。線には呼び方と書き方があること(このシステムをK-codeと呼ぶ)ことを伝える。
      • 音に慣れてきたら書いてみる(マス目シートを活用)
    • 5書き順を意識して点画を正しく書く
      • 書き順を意識して板書する
        例:「セイン」の場合
      • 「セ」の1画目:横線の「―」を書いた後、小さい左(z)があることを伝えて板書する
        その際に、「よこ/H」、「小さいひだり/z」と呼ぶことも伝える
      • 「セ」の2画目:曲げて止める書き方を伝える。その際に「L」と呼ぶことも伝える。
      • 空書き(空中に手を使って大きく書くこと)を一緒にやる
      • すべての文字(セ・イ・ン)を同様に実施した後、実際に紙に書いてみる

    Case2 : 短時間で漢字にK-codeを導入する場合(目安:30分)
    使用する教材

    導入動画
    ワークシート

    • 1K-codeについて説明する
      • 漢字は複雑に見えるけれども、基本的な線は6本しかないことを伝える
      • 線を説明するときに、それと似ているアルファベットで呼ぶ(このシステムをK-codeと呼ぶ)ことを伝える
    • 2導入動画とワークシートを使って練習する
      • 導入動画を見せ、練習の部分で止め、ワークシートに書くように指示する
      • 学習者がワークシートに書く
      • 学習者が自力でできそうならば見守って、書いた後に確認する
      • 学習者に支援が必要ならば、一緒にゆっくり書かせる
    • 3学習者が学びたい漢字を書く
      • 書きたい言葉/教師が書かせたい言葉を板書(またはカード)で示す
      • 読み方や意味を確認してから、書き方を示す
      • 学習者に空書きをさせて、書き方が正しいかどうか確認する
      • 学習者に紙に書いて練習させる
      • 線の方向や書き順が違っていたら、K-codeを見せて言ってから、もう一度空書きをさせる
K-codeを覚えるコツはありますか?
  • 線の形を認識できればよいので、先生も学習者もK-codeを覚えなくても大丈夫です。 教室に K-codeの教室掲示用教材 を掲示しておくと、便利です。表を見ながら確認したり言ったりしていいです。 線の形とアルファベットの形に共通しているところがあるので、多くの学習者はやっているうちに覚えてしまいます。 ハネを表す「w」は形もはねていますが、「羽 wing」の頭文字「w」です。

    早く覚えたい人は、K- codeを言いながら空書きをすると覚えやすいかもしれません。
K-codeの色は、何か意味がありますか?
  • 特に意味はありませんが、色によって印象に残りやすい効果があると思います。

    また、日本語の支援が必要な子どもに漢字を教える時に、アルファベットではなく色で呼ぶこともできます。

カタカナ検索ツールについて
About the tool to search for katakana

現在、カタカナ検索ツールは使用できません(再開時期未定)

カタカナ検索ツールはどんなときに使えますか?
  • 学習者の書きたい名前や出身地、食べ物の名前など、なんにでも使えます。例えば、“Mahathir”(マハティール)、“Brussels”(ブリュッセル)、“Weißwurst”(ヴァイスヴルスト)、“Disneyland”(ディズニーランド)などがカタカナで示されます。
英語以外の言葉も検索できますか?
  • はい、基本的にどの言語でも「English」で検索できます。英語のアルファベット以外の文字や記号が含まれる場合や、英語でうまく出ない場合は言語選択を試してください。
カタカナ検索ツールを使ったら、カタカナではなく、翻訳された日本語になってしまいます。(English:White → シロ、spring → ハル、Melayu: nasi goreng → 炒飯)
  • (Englishの場合)人の名前として、“Mr. White”や“Ms. White”のように敬称をつける方法や、 “Spring White” のように姓と名を続けて表記する方法があります。そうすれば、「ホワイトサン(サンはMr.やMs.を表す)」「スプリング・ホワイト」と示されます。 (English以外の場合)別の言語(例えばEnglish)を選択して試してみると、カタカナになることがあります。マレー語の“nasi goreng”は、Englishにすると「ナシゴレン」と出ます。
カタカナ検索ツールの「書き順アニメーション(animation of the stroke order)」はどのように使いますか?
    ここから別のサイト(かきかたプリントメーカー )に飛びます(許可をもらっています)。オレンジ色の「再生」ボタンを押すと、アニメーションが始まります。この動画と一緒に空書きしたり紙に書いたりして練習してみるといいでしょう。

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       管理人宛メール : kanjicode64@gmail.com

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