K-codeとは?
What Is K-code?
日本語には、3種類の文字(ひらがな/カタカナ/漢字)があります。
K-codeは、この中の「カタカナ」と「漢字」の線を、6つの線と3つのルールでシンプルに学ぶ方法です。
6つの線
3つのルール
- 母語に漢字がない学習者がつまづきやすい「ソ/ン」「了/丁」といった細かい違いを分かりやすくすることで学習負担を減らし、短時間で識別力・書字力を高めます
- 多様な教師がチームで教える現場でも教え方が統一され、学習効果が高まります
K-codeの特徴
Features
6種類の基本線
+3つのルール
シンプルに学べる
基本線の書き方
線の向き・とめ・はらい・はねをわかりやすく説明できる
共通の言葉
コードを使えば、指導者や支援者と学習者のやりとり・フィードバックがスムーズ
2つの学習方法
学習者や環境に合わせて選べる
K-codeの特徴
Features
6種類の基本線+3つのルール
シンプルに学べる
基本線の書き方
線の向き・とめ・はらい・はねをわかりやすく説明できる
共通の言葉
コードを使えば、指導者や支援者と学習者のやりとり・フィードバックがスムーズ
2つの学習方法
学習者や環境に合わせて選べる
母語や日本語で表す方法(TPR法)
Using Your Language or Japanese (TPR Method)
体を使いながら、共通言語で示す方法です。
たてに書く線の場合

ひだりにはらう線の場合

アルファベットで表す方法(アルファベット法)
Using the Alphabet (Alphabet Method)
線と類似したアルファベットで表現する方法です。
たてに書く線の場合

ひだりにはらう線の場合

線の表し方
How K-code Shows Strokes
6つの線の表し方
The Six Basic Strokes
| 線 | 書き方 | TPR法 | アルファベット法 |
|---|---|---|---|
|
|
よこにまっすぐ書いて止める |
よこ | H |
|
|
たてにまっすぐ書いて止める |
たて | I |
|
|
カーブの線で左にはらう |
ひだり | Z |
|
|
カーブの線で右にはらう |
みぎ | N |
|
|
下から上にはらう |
チェック | V |
|
|
上から右下に曲げて止める |
エル | L |
3つのルールの表し方
The Three Rules
小さい線
| 基本の線 | 小さい線 | ||
|---|---|---|---|
| 線の書き方 | TPR法 | アルファベット法 | |
| 「小さい」をつける | 小文字で示す | ||
|
|
|
小さいよこ |
h |
|
|
|
小さいたて |
i |
|
|
|
小さいひだり |
z |
|
|
小さい右は |
小さいみぎ |
n |
|
|
|
小さいチェック |
v |
|
|
|
小さいエル |
l |
はねる線
| 基本の線 | はねる線 | ||
|---|---|---|---|
| 線の書き方 | TPR法 | アルファベット法 | |
| 「はねる」をつける | 「w」をつける | ||
|
|
|
よこはねる | Hw |
|
|
|
たてはねる | Iw |
|
|
|
ひだりはねる | Zw |
|
|
|
みぎはねる | Nw |
|
|
ー(もともとはねている) | ー | ー |
|
|
|
エルはねる | Lw |
つづけて書く線
6つの線を2種類以上つづけて書く場合の表し方です。
| つづけて書く | TPR法 | アルファベット法 | |
|---|---|---|---|
| 1画で2本以上の線を書く例 | つづけて言う | 下線を引く | |
|
よこにまっすぐ書いた後、つづけて左下にはらう |
よこひだり | HZ |
文字の表し方
How K-code Shows Characters
線の表し方を使って、K-codeで文字を表してみましょう。
母語や日本語で表す方法(TPR法)
Using Your Language or Japanese (TPR Method)
| 線 | 文字(例) | 文字の表し方 |
|---|---|---|
|
|
|
よこ たて
|
|
|
|
ひだり みぎ
|
|
|
|
小さいみぎ チェック
|
|
|
|
よこ エル
|
| ルール | 文字(例) | 文字の表し方 |
|---|---|---|
| 小さい線 |
|
小さいよこ よこ 上の線は、下の線より短く書く |
| はねる線 |
|
小さいひだり みぎはねる 2画目の最後は、はねる |
| つづけて書く線 |
|
たて よこたて よこ 2画目は、つづけて書く |
アルファベットで表す方法(アルファベット法)
Using the Alphabet (Alphabet Method)
| 線 | 文字(例) | 文字の表し方 |
|---|---|---|
|
|
|
H I
|
|
|
|
Z N
|
|
|
|
n V
|
|
|
|
H L
|
| ルール | 文字(例) | 文字の表し方 |
|---|---|---|
| 小さい線 |
|
h H 上の線は、下の線より短く書く |
| はねる線 |
|
z Nw nw n 2画目の最後は、はねる |
| つづけて書く線 |
|
I HI H 2画目は、つづけて書く |
見分けにくい文字
Confusing Characters
カタカナの「ソ」と「ン」
カタカナの「ソ」と「ン」はとてもよく似た形をしています。「ソ」がどれか分かりますか?
2枚目のスライドで、赤い丸がついている文字が、「ソ」です。
では、「ソ」と「ン」の違いを、K-codeを使って表してみましょう。
母語や日本語で表す方法(TPR法)

アルファベットで表す方法(アルファベット法)

見分けにくい文字は、アプリ(Katakana Motion)を使って、文字を並べてみると分かりやすいです。
「ソ」と「ン」をチェックして、比べてみてください。
どちらを使う?
Which Method Should You Use?
TPR法とアルファベット法の比較
TPR or Alphabet Method: Which is Right for You?
| 項目 | TPR法 | アルファベット法 |
|---|---|---|
| 適した場面 | アルファベットに不慣れな学習者が多い場合、共通の言葉で詳しく説明できる場合 | アルファベットに慣れた学習者が多い場合、多様な言語話者が混在する場合 |
| 書字へのフィードバック・添削 | 口頭はOK 書き込みは時間がかかる |
口頭もOK テストなどへの書き込みも短時間で効率的 |
| 主な学習環境 | 地域の日本語教室・海外の送り出し機関・子ども支援など | 日本語学校・大学の日本語クラスなど |
選択チャート: TPR法 or アルファベット法
どちらを使うかお悩みの場合は、以下の選択チャート(クリックで拡大)を使ってお選びください。
(クリックで拡大)
使い方のヒント
- まずはTPR法から(字形を体で覚えやすい)
- 添削が多ければアルファベット法に変更(効率的に直せる)
- 環境で選ぶ
- 地域教室・海外送り出し・子ども支援
TPR法
よこ
たて
ひだり
みぎ
チェック
エル
- 日本語学校・大学
アルファ
ベット法H
I
Z
N
V
L
こちらの導入動画を見るとイメージしやすいです。
K-codeの使い方
How to Use K-code
共通語として使う
Using as a Shared Language
「売」を書きました。これでいいですか?
上は「土(つち)」ではなく、「よこ、小さいたて、小さいよこ」だよ。
なるほど!こうですね!
「売」を書きました。これでいいですか?
上は「土(つち)」の「h i H」ではなく、「H i h」だよ。
なるほど!こうですね!
「売」を書きました。これでいいですか?
上は「土(つち)」ではなく、「よこ、小さいたて、小さいよこ」だよ。
なるほど!こうですね!
「売」を書きました。これでいいですか?
上は「土(つち)」の「h i H」ではなく、「H i h」だよ。
なるほど!こうですね!
添削で使う
For Feedback
K-codeを使えば、文字の書き方の説明だけでなく、課題の添削なども簡単にできます。
* アルファベット法で添削した画像です

線の長さ

【 学習者】 |
よこ たて よこ よこ |
【 お手本】 |
小さいよこ たて 小さいよこ よこ |
線の形(最後の2画)

【 学習者】 |
たて エル |
【 お手本】 |
ひだり エルはねる |
線の数(右の部分)

【 学習者】 |
小さいひだり よこ たて 小さいよこ |
【 お手本】 |
小さいひだり よこ たて 小さいよこ 小さいよこ |
* アルファベット法で添削した画像です

線の長さ

【 学習者】 |
H I H H |
【 お手本】 |
h I h H |
線の形(最後の2画)

【 学習者】 |
I L |
【 お手本】 |
Z Lw |
線の数(右の部分)

【 学習者】 |
z H I h |
【 お手本】 |
z H I h h |
授業で使う
In Class
初級漢字クラスの動画
K-codeを使った漢字授業の進め方は、こちらを参考にしてください。
ご使用にあたってのご注意
Before You Start
学習目的での使用は可
日本語教育機関でご使用される場合は、ご連絡ください。
出版・販売は不可
くわしくは、 著作権 をご参照ください。



学習者】
お手本】